井本研究員の“重心のコントロールとフットワーク ”について

重心が両足の間にある限り、宙に浮いていてもバランスが保たれていると考えます。人は重心が両足の外に出たら、すぐさま足を移動させて、再び両足の間に重心を入れてバランスを保とうとします。
テニスはオープンスキル(外的要因に常に状況が左右される)のスポーツなので、変わりゆく様々な状況に対応出来る能力が重要になってきます。つまり、フットワークやラケットワークの対応能力が必要になります。フォームやステップは自由なのが良いということです。
バイオメカニクスの観点から、理想的な身体の使い方というものがあるという事で説明させて頂いていますが、完璧な技術(100%成功する技術)は無いという事をご理解下さい。

ステップに関しては、3つ紹介させて頂きます。

  1. パワーステップ
  2. スモールステップ
  3. ダブルステップ

1.パワーステップ

比較的遠いボールを打ちに行く時に使うステップです。重心を大きく上下させて、股関節を伸展させる事で大腿四頭筋、大臀筋、ハムストリングを使ってジャンプする様に、大きく一歩を出します。

2.スモールステップ

比較的身体から近いボールを打つ時に使うステップです。ワイドスタンスで重心を低く保ったまま、足首を使って移動します。

3.ダブルステップ

スモールステップと同じですが、ダブルスでのボレー時に使います。ダブルスでのネットプレーは移動距離が短いが、何時でも飛びつける準備を瞬時に行えます。このステップをする事で構えが速くなる効能もあります。

今よりもっと楽しく!みんラボ研究員井本善友の“重心のコントロールとフットワーク ”についてでした^_^

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