リターンの段階的指導法

リターンで特に難しいのは、ワイドサーブに対してのリターンです。

なぜなら、打ったあと、次のポジションまで距離があり、戻るのが大変だからです。
そして、ストレートに打った場合、その次のポジションまでの距離がさらに遠くなります。
このため、ストレートにリターンが打ちづらく、仕方なく、相手のいるクロスに返球しなくてはならないからです。

そこで、今回はワイドサーブに対しての、リターンの段階的指導法を紹介したいと思います。

練習方法

写真1:コーンの位置
  1. リターンを打つ位置にコーンAを置く。クロスリターンに対してとるポジションにコーンB、ストレートリターンに対してとるポジションにコーンCを置く
  2. ワイドサーブに対しての素振りをして、バランスを崩さず素早くBのコーンのところまでフットワークする
  3. ワイドサーブに対しての素振りをして、バランスを崩さず素早くCのコーンのところまでフットワークする
  4. 実際にコーチに前からワイドサーブを打ってもらい、フットワークして次の1球を打つ
    →この時、重要なことは、コーチは選手のリターンに合わせて(実際にサーブ側が打つであろうタイミングとコースに近い形)次のボールを出すことです。
  5. 選手同士がサーブとリターンに分かれてワイドサーブとリターンのコースを決めてパターン練習を行う
  6. 最後は選手同士でリターンのコースを決めずにフリーでポイントを行う

こんな手順でやってみると、リターンが上達しやすいと思います。
実際は選手のレベルや練習の狙いに合わせ(1)~(6)の間にもっとたくさんの段階を入れてやっています。
例えば、サーブを入れるエリアとリターンを入れるエリアを決めて、お互いにエラーをしないで狙いあうコントロール重視のテーマを入れたり、動きのスピードを引き出すために、リターンに対してボレーヤーを2名ネットにおいてクイックな練習したりと、なんでもできます。

是非皆さんもやってみてください^_^
リターンの上達だけでなく、ワイドサーブの重要性にも気づくと思いますよ^_^

今よりもっと楽しく!みんラボ研究員駒田政史のリターンの段階的指導法紹介でした!

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